ドライフラワーってなに??
ドライフラワーは、生花を加工して乾燥させた花のことを言います。ドライフラワーにすることでお花を綺麗に保った状態で長期間の保存ができるようになり、季節や気候に左右されることなく花を楽しむことができます。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い
お花を長期保存する一般的な方法として、プリザーブドフラワーとドライフラワーがあります。この2つの違いについて4つの観点から比較していきます。
- 加工方法
ドライフラワー:
生花を乾燥させて加工します。通常は自然乾燥やシリカゲルを使用して水分を除去し、お花を乾燥させた状態で保存します。
プリザーブドフラワー:
生花を特殊な液体やゼリー状の材料に浸して加工します。この材料は、お花の細胞内の水分を置換し、お花を柔らかくし、鮮やかな色と形を保った状態で保存します。 - 見た目と質感
ドライフラワー:花びらや茎が乾燥して脆くなり、質感が比較的硬くなります。色合いは落ち着いたものが一般的で、自然な風合いがあります。
プリザーブドフラワー:生花の質感や色合いを保ちながら柔らかく、触り心地が良いです。色鮮やかであり、生花そのものの美しさを保ちます。 - 耐久性
ドライフラワー:乾燥しているため、比較的脆くなっています。長期間の保存には適していますが、扱いには注意が必要です。
プリザーブドフラワー:生花の形や色を保ちながら柔らかくなっており、比較的丈夫です。長期間の保存や展示に適しています。 - 価格
ドライフラワー:製造方法がシンプルであり、加工にかかるコストが低いため、一般に価格が低めとなっています。
プリザーブドフラワー:製造には特殊な技術や材料が必要となります。そのため、一般に価格が高めです。
ドライフラワーの三種類の製造方法
ドライフラワーの製造方法にはいくつかの手法がありますが、一般的な方法は以下の3通りです。
- 自然乾燥法
花を束ねたり、吊るしたりして自然乾燥させます。通気性の良い場所や日陰で行われることが一般的です。この方法では花の形や色が比較的良好に保存されますが、時間がかかることがあります。 - シリカゲル乾燥法
シリカゲルと呼ばれる吸湿性の物質を使って花を乾燥させます。花をシリカゲルに埋め込んだり、密閉容器の中にシリカゲルと花を入れて乾燥させます。この方法では比較的早く乾燥が完了し、花の形や色を良好に保つことができます。 - 圧縮乾燥法
花を特殊な機械で加圧し、水分を除去して乾燥させます。この方法では花の形や色がより鮮明に保たれますが、機械が必要であるため手間やコストがかかることがあります。
お家で簡単!!ドライフラワーの作り方
自然乾燥法でのドライフラワーの作り方を説明していきます。
手順1:ドライフラワー作成の準備
ドライフラワーを作るために使用するもの
- ドライフラワーにしたいお花
- 吊るすためのもの(タコ糸などの糸や洗濯干し)
- ドライフラワーを飾る花瓶
- 日陰で通気性のいい場所
これさえあればもう完璧です!本当に簡単そうですよね!
手順2:吊るす
ここがメインの作業です。私は、紐を準備するより洗濯干しを使ったほうが楽だと感じたので、洗濯干しで行いました。花を一つ一つ洗濯ばさみでつまんで吊るしていきます。ドライフラワーは乾燥させるため脆くなってしまいます。なので、吊るすときのポイントは、風で揺れた際にお花同士がぶつかって崩れてしまわないように間隔をあけて吊るしましょう。
手順3:しっかりと水分が抜けるまで待つ
生花を吊るしておいた場所で、自然乾燥させます。水分がしっかりと抜けるまで乾燥させます。乾燥時間は花の種類や大きさによって異なりますが、数週間から数ヶ月かかることがあります。花びらは、外側から中心に、先から付け根に向けて乾燥していきます。乾燥しきったと思っても付け根が乾燥しきっていない場合があり、そのままの状態で花瓶にさしてしまうと花びらが開いて崩れてしまうので注意が必要です。
私が実際にやったときは軽く手で触れて、ふわふわしている状態なのか、硬くなり乾燥している状態なのかで乾燥具合を確認しました。同じ種類の花でも2週間程度で完成したものと3週間経っても乾燥しきらないものがありました。乾燥の遅かった花は、乾燥しきったと思ってから1週間程度追加で乾燥させました。
まとめ
いかがでしょうか。この方法であれば誰でも今すぐ実践できると思います。
- ドライフラワー作成の準備:
- 生花、洗濯干し、花瓶、通気性のいい場所
- 吊るす:
- 生花を洗濯干しで吊るし、通気性の良い場所
- 花同士がぶつからないように間隔をあけて吊るす
- 乾燥の確認:
- 水分がしっかりと乾燥しているか確認
- 乾燥時間は花の種類や大きさによって異なる
以上が、ドライフラワーを作る際の基本的な手順です。時間をかけて丁寧に行い、大切なお花をより長く楽しんでください。
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